高級おせちとおせち料理の違いは?

高級おせちとおせち料理の違いは?

高級おせちは、おせち料理の一種です。両者は別の料理というより、「おせち料理」という大きな分類の中に、食材・調理法・盛り付け・価格帯などにこだわった商品を高級おせちと呼ぶ関係です。

高級おせちとおせち料理の違い

比較項目 おせち料理 高級おせち
意味 正月に食べる料理の総称 おせち料理のうち、品質や内容にこだわった商品
料理の内容 黒豆、数の子、田作り、煮しめなど 伝統料理に加え、希少な食材や現代風の料理を含むことがある
食材 一般的な食材から高級食材までさまざま 国産食材、海産物、ブランド肉などを使う場合がある
価格 商品や手作りかどうかによって幅がある 一般的なおせちより高い傾向がある
販売方法 家庭で作るほか、店舗や通販で購入する 料亭、ホテル、百貨店、料理店などが販売することが多い

ただし、「高級おせち」に法律上の統一された基準があるわけではありません。価格、食材、料理人、器や重箱、品数など、販売元が設定した基準によって内容は異なります。

おせち料理とは何か

おせち料理とは、正月に食べる料理の総称です。重箱に料理を詰める形式がよく知られていますが、家庭で作るもの、単品で用意するもの、購入する重詰め商品なども含まれます。

料理にはそれぞれ願いが込められています。たとえば、黒豆には健康に働けるようにという意味、数の子には子孫繁栄、田作りには五穀豊穣を願う意味があります。

おせち料理の内容は地域や家庭によって異なります。そのため、すべてのおせちに同じ料理が入っているわけではありません。

高級おせちに多い特徴

高級おせちは、伝統的なおせち料理を基本にしながら、食材や調理、盛り付けなどに付加価値を持たせていることが多い商品です。

食材にこだわっている

伊勢えび、あわび、いくら、蟹、国産牛など、一般的なおせちでは使う量が限られる食材を取り入れる商品があります。ただし、使用食材は商品ごとに異なるため、購入前に原材料表示を確認する必要があります。

料理人や専門店が監修している

料亭やホテル、料理店の料理人が献立を考えたり、監修したりする商品もあります。監修とは、料理の内容や味付けなどについて確認・助言することです。

ただし、「監修」と表示されていても、調理や製造のすべてをその料理人や店舗が行っているとは限りません。実際の製造者や販売者は、商品案内や表示で確認しましょう。

伝統料理以外の品が入ることもある

高級おせちには、和食だけでなく、ローストビーフ、テリーヌ、オマールえび、洋風の魚料理などが入る場合があります。これはおせち料理ではないという意味ではなく、現代の食卓に合わせて内容を広げたおせちです。

盛り付けや重箱にも違いがある

料理の見た目、重箱の素材、段数、個包装の方法などにこだわった商品もあります。ただし、重箱が豪華だからといって、料理の品質や量が必ず高いとは限りません。食材、品数、内容量も合わせて確認してください。

高級おせちなら伝統的なおせち料理が多いとは限らない

高級おせちは、必ずしも黒豆、数の子、田作り、紅白なますなどの伝統料理を多く含むとは限りません。高級食材を使った和洋折衷のおせちや、肉料理を中心にした商品もあります。

伝統的なおせちを重視するなら、商品説明で「和風」「伝統おせち」「祝い肴」などの内容を確認しましょう。家族の好みを重視するなら、和食・洋食・中華の割合や、子ども向けの料理が入っているかを確認するのが適しています。

高級おせちを選ぶときの確認ポイント

高級おせちを選ぶときは、価格だけで判断せず、次の項目を同じ条件で比較してください。

  • 何人前か、料理の内容量はどの程度か
  • 和風、洋風、中華などの構成
  • 使われている食材とアレルギー表示
  • 冷蔵、冷凍などの保存方法
  • 配送日と、到着後に食べられる期間
  • 重箱や容器が付属するか
  • 送料や追加料金を含めた支払総額
  • キャンセルや返品の条件

特に、商品名に「高級」とあっても、価格や内容の基準は販売元によって異なります。高級おせちを購入する場合は、商品名ではなく、料理の内容と条件を確認して選ぶことが大切です。

高級おせちとおせち料理の違いのまとめ

おせち料理は正月に食べる料理の総称で、高級おせちはその中でも食材、調理、盛り付け、提供者などにこだわった商品です。高級おせちに統一された公的な基準はないため、伝統料理の多さや高級食材の使用、内容量、総額を商品ごとに確認しましょう。